今回は「【初心者必見】Aliexpressの使い方!画像付きでアリエクをわかりやすく解説」で説明した”紛争”という機能について解説します。
Aliexpressでの買い物はほとんど、中国人とのやりとりです。
この紛争を知らないと、正しく取引できずに、全額返金されない可能性があります。
いざというときのため、これを読んでおくことをおすすめします。
紛争とは?どんなときにやるの?

Aliexpressの紛争は、商品に不具合があったときや届かなかったとき、商品説明と明らかに違う場合などに行います。

なるほど、じゃあ早速やってみよう!
どれどれ、紛争ボタンをクリック…っと
と簡単にするものではありません。
むやみやたらに紛争をしてしまうと、お相手のショップに損害を与えてしまう可能性があります。
マナー的にも、やめておきましょう。
商品の不具合
例えばガラス製品を購入したときなど、届いたときにバキバキに割れていたらどうしようもありませんよね。早速ゴミ行きです。
しかしこれは、販売者の梱包不備によるせいでもあります。ガラスという割れやすい素材を使っているにも関わらず、緩衝材を使っていないなどがあれば、責任は販売者にあります。
そこで注意したいのが、責任を問うための開封動画を撮るということです。
日本ではあまりなじみのない行為かもしれませんが、

商品を開封したら”既に”壊れていた!
自分は壊していない。これは配送業者か出品者のせいだ!
という証拠を残しておく必要があります。
実際に、商品に不具合があったとしても「あなたが壊したんでしょう?」と出品者に言われることがざらにあります。
中国というか、外国であれば当たり前のことです。
そんなとき、英語で

開封動画があるから、それを運営に送って相談しても良い?
と聞くと、大抵出品者は

わかった、ごめん!
運営にメッセージを送らなくても良いから、すぐに返金するよ!
商品は送ってこなくてOKだからねブラザー!!
と、すごい掌返しをしてきます笑
出品者からしたらアカウント制限を受ける可能性があるので、ここまで怯えるのも仕方がないことなのかもしれません。
届かなかったとき
これは、私も実際に経験があります。
その時のショップとのやり取りをお見せします。



ごめんよ!コロナのせいで物流がうまく機能しなくて君の買ったものが届かなかったんだ。
僕の元に商品が戻ってきたけど、0.1$払ったらもう一回君の元に届けるよ。
次はなんとか違うルートを使って届けるから問題ないよ。
返信待ってるね!

そうか、わかったよ。だけど、10円追加で払いたくない。
違うルートを使っても次も届くかわからないし、そんな保証はない。
ごめんけど全額返金してくれよ。
ただ、君の商品は凄く魅力的だから次いつか買うね!
またの機会を楽しみにしているよ。

わかったよ、じゃあ紛争(dispute)をして。
といった流れです。
正直言うと10円くらい払っても良かったですが、時間が経ってあまりその商品が欲しい気もしなくなってきたので返金してもらいました。
このように、メッセージ欄でdisputeするけどいい?とか、disputeしてもいいよ。とかの会話を交わした後に紛争を開始するのが一般的です。
マナー的にも、ここは守るようにしましょう。
紛争の仕組み
紛争では、出品者-購入者間のメッセージが運営に公表されます。
そして、運営によって誰に責任があるか”運営の裁量によって”決められます。
一般的な感性をお持ちの方なら、自分の思った通りに運営が判断してくれると思います。
大抵、安いもの(1,000円程度)なら返品しなくて良い場合が多いです。
ショップから「返品はしなくていいよ(着払いだからそっちの方が高くつく)」と言われます。
スマホなどの高いものでは流石に返品しなくてはいけませんが、ショップ側に非があるのであれば着払いでOKです。
まぁ常識的に考えればわかりますよね笑
自己都合での返品・返金は受け付けてくれません。
メルカリをやっている方ならわかると思いますが、似たような条件ですよね。
実際に紛争をしてみる

ここからは、実際の紛争の手順をご説明していきます。
いきなり紛争だ!と焦らないように、順にやっていきましょう。
出品者に連絡
英語が必須ですが(Google翻訳でもOK)、出品者に連絡しましょう。
商品に不具合があったのならその旨を、自分の言いたいことを運営ではなくショップに伝えましょう。
理にかなった理由であれば、ショップから交換・返金のどちらが良いかなどを聞かれるので、選びましょう。
紛争の開始

出品者から「紛争しても良いよ」などと言われたら、紛争を開始しましょう。
おそらく紛争をしないと返金ができないので、返金を選択した際は出品者から「紛争を開始して」と言われます。
言われた通り紛争しましょう。
紛争の手順

サイト上のタブから、ヘルプセンター>>紛争をクリックしましょう。

すると、こういった画面が出てきます。
左の”Open Dispute”をクリックしましょう。

すると、商品一覧が出てくるので、右上の|注文の詳細>をクリックしましょう。

すると、紛争を開始というボタンが現れるので、これをクリックします。
現在、私は紛争をするつもりもありませんし、商品も届いていないので紛争もできません。

実際に紛争をしたい方は、ショップが商品を発送して10日経つと紛争可能になります。
その後の手順は、表示された画面に従っていけば大丈夫です。
紛争後は、私の場合は数日後に返金されました。
メッセージは出品者からではなく、Aliexpressの運営公式からでした。
絶対に覚えておきたい注意点
悪質な出品者は、「Ok,返金するから少し待っててね」といいますが、Aliexpressの仕様上それは不可能です。
返金するには「紛争」を行わなければならず、メルカリのように”取引キャンセル”をすることはできませんし、一部返金なども絶対にできません。
(↑勘違いしている人が多く、非常に重要なことなので文字を大きくしました…)
PayPal等の連絡先を教えているのならばまだしも、こういう出品者は「紛争の有効期限が切れるまで」返金する素振りを見せます。
こういう悪質な出品者には、同意がなくとも紛争を開始して大丈夫です。それが購入者の権利なのです。
これでAliexpressの紛争(dispute)についての解説は以上になります。
ぜひ関連記事もご覧ください~